Mercury31’s diary

生きてる証

優勝した

なんと大阪中学校卓球団体戦に優勝した

2部トーナメントなので本当に強い学校とは当たらないのだけれど

それでも正直優勝できるとは全く思っていなかったのでめちゃくちゃ嬉しい

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7月末に3年生が引退して、2年生の時代へと移り変わったのだけれど

ぶっちゃけ今の2年生は春の時点で3年生よりも強かった

3年生が同じ大会に昨年出場した時は2回戦で惨敗した

子どもたちは3年生対2年生の団体戦をしきりにやりたがったのだけれど、私はずっとそれを止めていた

言うまでもなく2年生が勝ってしまうからである

引退の日にした団体戦は1勝1敗だった、結果的には引き継ぎらしさが出て良かった

 

うちの部活には顧問が私しかいない

本当は他に2人いるのだけれど、正直名前だけで指導を手伝ってもらえたことはただの1度もない

(愚痴を書くのは違う気がするのでこれ以上はここで追及しない)

そして指導に来てくれる外部コーチもいない

申請はしてみるのだけれど結局通らない、卓球って王道ではないらしい

その顧問の私も卓球の経験は0で、今でもフォアぐらいしか打てないし打てても温泉卓球レベル

学校ではほかの部活に体育館を取られ、練習場所は体育館下の多目的室

一般のフローリング床で滑りやすく、天井も低いので思うように練習はできない

さらに予算もない

ピン球を満足いくまで揃えることすら難しい

正直環境的にはこれ以上ないくらい恵まれていないと思う

子どもたちにはつらい思いをさせているのは分かっているけれどどうすることもできなくて、去年は逃げてばかりいた気がする

 

これからは頑張りたいと決意して、8月の頭に2年生とミーティングをした

練習メニュー、物の管理、当番、全部新しくした

基礎錬の時間もできるだけ一緒にいようと思い、仕事を置いて多目的室に向かった

相変わらず見ていることしかできないけれど、せめて見届けたいと思ったから

最近はだんだん部活指導も楽しくなってきたように思う

 

2年生はいい意味で卓球部らしくない子どもが集まっている

外野球をずっと頑張っていた子や、クラスのリーダー的存在、元気が有り余っている子、サッカー部でもやっていけそうなルックスの子

最初は続くのかと心配していたけれどそれも杞憂に終わった

4月に入学してから彼らはみるみる成長していった

そのうちに市の大会ではベスト8まで全てもぎ取り、向かうところ敵なしになっていた

経験者もいないし、外で卓球を習っている子も1人もいないのが誇れるところだと思う

お互いの発言力が平等で、よくケンカもするけれどとても仲がいいのも私が彼らを好ましく思うところのひとつ

個人戦よりも団体戦が大好きだと公言してはばからない彼らを私も応援したくなった

 

今回もトップの子が負ければ必ずセカンドが仇を討ち、2対2のピンチになってもラストをみんなで全力で応援し、気迫で勝った

誰も負けた子を責めず、優しくなぐさめていたのも感極まった

実は前日にレギュラーの子が足を痛めて試合に参加できなくなり、急遽ピンチヒッターになったのがラストの男の子

この子がいなかったら4回戦で負けていたと思う

ずっとラストに配置して3試合連続で勝利を決めた、奇跡だと思った

ベスト8が決まる試合ではそういう感じで本当にいろんなドラマがあって、みんなで目を潤ませたし準々決勝も準決勝も最後の試合も、ずっと興奮していた

全部書き出したいけど胸がいっぱいになってなかなか書けない

私も誰が顧問なのか分からないと周りに笑われるくらい声を出して応援した

優勝した時には床に座り込んで全員動けなくなって笑っていた

 

本当に青春だなあと思える最高の1日になった

今思い出しても泣きそうになって自分にあきれてしまうけれど

これだから最後まで憎み切れない、愛すべき男子たち!